無謀な挑戦の三日間でした。
生麦を天然酵素により糖化させ、岡山産100%の麦酒造りをやると決めてから随分と時間を費やしてしまいました。
仕込みの準備に入ってから早くも三日目、最初っから予期せぬことの連続です。
耐熱性酵素を利用し多糖類にばらすことから始めましたが澱粉がおもいの他溶け出さず、時間がかかり──
さらには生麦が水を吸って糊と化しへばりつき取り出しに労し、へとへとの三日目、やっと仕込みへ二仕込み1000Lを造るつもりが半分の有り様です。
しかしながら麦汁の一番絞りはまずまずの出来上がりと信じています。
まだまだ総てを成すには時間がかかりそうです。
そもそも何故ー生麦からの醸造を決めたのか?
自国産を使いたいが麦芽に加工すると国産は三倍もの高値になる、それでは使いたくても使えない!
生麦なら価格も輸入麦芽とあまり変わらない──これなら国産の消費が可能だと考えたからです。
今回は成果二割ですが、これからも飽きることなく挑みます。
一月後 是非にも召し上がって頂きたく思います。
どうぞこれからも宜しく御願い致します。
感謝
翁